名入れタオル・ギフトタオル専門卸
有限会社 アイバタオル
印刷名入れ
「名入れタオル」と言ったら、これを思い浮かべる方は多いと思います。
代表的なのが白のフェイスタオルの両端に設けられた印刷用の平地(パイル地になっていない部分)に、
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「○○商事」「○○工務店」「株式会社○○」「○○建設」などの会社名
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「○○旅館」「民宿○○」「○○温泉」「○○観光ホテル」などの宿泊入浴施設名
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「祝○○竣工記念」「○○出場記念 ○○少年団」「○○同好会」などの記念文字
が印刷されている名入れタオルです。
白のタオルが定番ですが、花柄プリントやカラーの印刷平地付フェイスタオルもあります。
主に活版印刷、スクリーン印刷、インクジェットで印刷しています。
印刷色はスタンダードは濃紺の印刷になりますが、指定の色での印刷もできます。
印刷平地以外にも印刷可能です。
タオルの名入れについて
名入れ商品を比べてみるとタオルの名入れ方法は、圧倒的に多いです。様々なデザイン方法が誕生した背景には、昔から粗品・販促品として遣われてきた大きな市場と技術競争の切磋琢磨があります。
日本の文化の一つと言っても過言ではないと考えています。名入れ方法について、アイバタオル流に説明します。
タオルの名入れは、大まかに6種類に分けてみました。
・スクリーン印刷、活版印刷を使用したスタンダードな印刷名入れ
・タオルの横糸のみに印刷した捺染(なせん)名入れ
・タオルのパイル部分の高さや織り方自体を変更して文字を出すジャガード名入れ
・タオル本体に直接印刷するプリント名入れ
・タオルに刺繍を施す刺繍(ししゅう)名入れ
・カラータオルの名入れ部分を白抜きで再現する防染(ぼうせん)名入れ
印刷に関しては、それぞれ得意なメーカーもしくは工場がありますのでアイバタオルの場合、長い付き合いの提携工場や今までの経験を加味してお客様の希望の名入れを行えるメーカー、工場へ原料(タオル)を納入します。
捺染名入れ
捺染名入れ
なせん
水に濡れたりすると、デザインが浮き出てくるように見えます。
大きく名入れできて、使用感がいいのが特徴です。
タオルの横糸のみ特殊な染料で染色しており、タオル本体のパイル(タオル独特の輪っか)は染まりません。
文字色の制限があり、「紺」「赤」「橙(オレンジ)」「小豆(アズキ)」の4種類です。
1枚の中に再現できる色数は、2色です。
ベースのタオルカラーは白だけでなく、選択可能です。
どうしても文字色を「緑にしたい」「黄色でなければ」「ピンクが最高だ」という方は、「アクリル捺染」という方法があります。
これは、横糸にアクリル混紡した糸を採用することで、通常の綿糸では再現できなかった色が再現できるというものです。
ジャカード名入れ
左画像のタオルは「上げ落ち」で表現されたワッフルのパイル地に「朱子織り」で表現された名入れのボーダーが入ったタオルです。裏返すと反転したデザインが再現されています。ワッフル状に表現されたパイル地も反転してます。
表
裏
まさに「オーダーメイド」の名入れ方法で、タオルの織り込み方でデザインを表現します。
ジャカードとは複雑に織ることができる織機のことです。
・2色の糸を織り込んでデザインを表現する「毛違いジャカード」
・タオル上でパイルのあるところと無い箇所を作り、その高低差でデザインを表現する「上げ落ちジャカード」
・タオルの一部をパイルではない別な織り方でデザインを表現する「袋織りジャカード」、「朱子織りジャカード」
以上の、4種が主にジャカード名入れでは採用されます。オリジナリティや高級感は抜群です。
既存のタオルではない為にデータ入稿してから、織機の指示データ作成などを行い、そこからタオルを織り上げていくことになりますので、時間はかかります。
納期は入稿してから、1ヶ月程度はかかります。
上げ落ちジャカード
毛違いジャカード
表面の段差がありません
パイルの無い部分とある部分でデザインを表現しています
プリント名入れ
印刷用の平地以外に印刷します。
タオル全体に印刷する「ベタプリント」からパイル地に
ワンポイントまで。
この「プリント名入れ」ですが説明の便宜上、上記の「印刷名入れ」重複した表現しています。
言葉だけ拾うとプリントと印刷は同意で、上記で説明した「印刷名入れ」と名入れ手法自体は基本同じなのですが、スポーツタオルの名入れやオリジナルバスタオルを作成するときは、タオルのパイル地に直接印刷する為、ちょっと特殊なので、表現を別にしました。
スポーツチームのロゴ大きくが入ったスポーツタオルやライブ会場で販売されているバスタオルなど見かけることがあると思います。用途としてはまさに記念品が多くデザインも主張の強いものです。
印刷方法は、通常の名入れ同様にスクリーン印刷、インクジェット印刷になります。
その中で顔料プリント、染料プリントがあり、どちらもタオルの裏側は影響ありません。
・顔料プリントは、染料に比べ硬くタオルの表面に乗せるイメージです。インクが乗っている箇所はタオルとしての性能は無くなり ますが、イメージ通りの細かい表現が可能です。
・染料プリントは、タオルを染めてデザインを表現させます。細かい、デザインの表現は苦手ですがタオルの風合い、性能、名入れの耐久性が優れています。
刺繍名入れ
読んで字のごとく皆様のイメージしているそのままの名入れ方法です。
新生児のお祝いの品としておくるみに名前の刺繍したりですとか、記念品で日付の刺繍が入ったハンカチなど、刺繍にてデザインを表現した名入れです。
防染名入れ
ぼうせん
名入れ部分だけ色が染まらないように加工したのち、タオル全体を染め上げる手法で、抜き文字で表現できます。
手ぬぐいで表現するところの本染め(注染)になります。
印刷では出来ない、濃色地に白文字が再現できることが特長です。
(注1:実はやろうと思えば、上記「プリント印刷」の手法で濃色地抜き文字は表現できます。(裏面は白いタオルが出来ます)
(注2:実はやろうと思えば、上記「毛違いジャガード」の手法で濃色地抜き文字は表現できます。
(裏面も綺麗に反転したデザインができますが、傾向としてボリュームのあるタオルになります)
一言で言えば、「一般に使いやすく、名入れの所有感が高いタオル」になります。
また、逆に染色したタオルから表現したいデザインの色を抜いてしまう「抜染(ばつせん)名入れ」、さらに抜染した抜き文字に再び染色する「着抜(ちゃくばつ)名入れ」があります。